土地を購入する際、住宅ローンを組むと金利がかかり出費がかさんでしまいます。
手持ちの現金に余裕がある場合は、土地を現金一括で購入することも可能です。
そこで今回は、土地を現金で購入する際にかかる費用や、メリット・デメリットについて解説します。
土地を現金で購入する際の費用
現金で土地を購入する場合は、印紙代・仲介手数料・登記費用・固定資産税等清算金といった諸費用が必要です。
印紙代は、印紙税を納めるために売買契約書に貼付する収入印紙の代金で、売買契約の金額に応じて変動します。
仲介手数料は契約を仲介した不動産会社に支払う費用で、法律で上限金額が定められています。
仲介手数料の上限額は、一般的には「土地代金×3%+6万円」で算出可能です。
ただし、上記で算出される金額は税別であるため、忘れずに消費税も加算しましょう。
登記費用には、登記の手続きに必要な登録免許税、さらに司法書士への手続き代行手数料が含まれます。
固定資産税等清算金とは、その年の固定資産税を売主と買主で日割り清算するための費用です。
これらの諸費用の合計額は、土地代金の5%程度が目安となります。
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土地を現金で購入するメリット
土地を現金で購入するメリットの1つ目は、住宅ローンの金利と手数料がかからない点です。
住宅ローン契約時には保証会社へ保証料を支払いますが、こちらも支払う必要がありません。
2つ目のメリットは、住宅ローンの審査が不要になる点です。
住宅ローンを組むためには、書類を準備し3〜4週間かけて2回の審査を通過する必要がありますが、この期間と手間を省けます。
3つ目のメリットは、抵当権の設定が不要になる点です。
住宅ローンを組む場合は担保となる抵当権を設定しますが、その必要がないため登録免許税や司法書士への報酬を削減できます。
ただし、所有権移転登記に必要な費用はかかるため注意しましょう。
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土地を現金で購入するデメリット
土地を現金で購入するデメリットの1つ目は、手持ちの現金が一気に減ってしまう点です。
病気や事故などの思いがけない出費が発生した場合に備え、ある程度の現金が手元に残ることを確認したうえで購入しましょう。
2つ目のデメリットは、住宅ローン控除が受けられない点です。
住宅ローン控除とは、住宅ローンの返済残高に応じて一定額を所得税から控除する制度です。
しかし、住宅ローンを利用する場合は手数料や金利の支払いがあるため、現金一括購入と住宅ローンのどちらががお得なのか一概には言えません。
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まとめ
土地を現金で購入する場合、印紙代・仲介手数料・登記費用・固定資産税等清算金といった諸費用がかかります。
住宅ローンに関する手数料や期間を削減できるメリットがある一方、手持ちの現金がなくなる、住宅ローン控除が受けられないデメリットがあります。
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